被保険者、保険受取人とウイル(遺言書)

アクシデント
Pocket

保険に入る時には必ず耳にする言葉にポリシーオーナー(Policy Owner)とライフアシュアード(Life Assuered)があります。

Life Assueredは保険をかけられる人で日本語で一番近い意味は「被保険者」です。Policy Ownerは言葉のままで保険受取人が一番近い意味ではないでしょうか。なので、例えば死亡保障の場合、「Life Assuered」が亡くなると、保険会社から「Policy Owner」に保険金が支払われることになります。

どうやって受取人を決めるのか。

このPolicy OwnerとLife Assueredは同じでも違っていても、どちでも構わないですし、Policy Ownerは何人でも名前を載せる事が出来ますが、よく考えて決めないといけません。一番わかりやすい死亡保障を例に、いくつかのパターンを考えてみます。

子供のいるご夫婦

万が一の時、お子さんの将来を守るために死亡保障を掛けておくのは生命保険本来の目的でもあり基本的な形です。
この場合、ご夫婦それぞれに保険を掛け、受取人をクロスさせる形がポピュラーです。
メインインカムの方だけに保険を掛けるケースもありますが、
その場合でも受取人は自分自身と配偶者にする事が多いようです。

Life Assured=>Policy Owner
夫=>夫と妻
妻=>夫と妻

シングルペアレント

親に死亡保障を掛けることは、万が一の時があった時に、子供の将来を守るためにとても重要です。
ただお子さんが18歳未満だとPolicy Ownerになることが出来ません。
このため自分自身に保険を掛け受取人も自分自身にして置く場合が多いようです。

Life Assured=>Policy Owner
本人=>本人

独身者

NZに家族や親類がいる方はおそらく少ないのではないでしょうか。
海外に住むこと自体、一つのリスクですし、万が一の時に
日本のご家族や親戚に余分な負担を掛けないためにも
多少の死亡保障を掛けて置くのは賢明な選択ではないでしょうか。

またご家族は大抵日本にお住まいだと思います。
このケースでもシングルペアレントと同じ、ご自身をPolicy Ownerにするケースが多くなっています。

Life Assured=>Policy Owner
本人=>本人

どうやって自分の死亡保障を自分で受け取るか。

2,3のケースの場合、自分の死亡保険金を自分で受け取ると聞くとちょっと変な感じがしませんか。
では子供が小さかったり、NZに親族がいない場合にだれを受取人にすると良いのでしょうか。

それぞれのご事情で違ってくるのであくまで一つの例として考えてくださいね。

日本の親族に頼む

日本の親族をpolicyOwnerにすることも出来ます。ただPolicyOwnerはその名の通り保険の持ち主なので
何かしらいじりたい、例えば保証額を変えるとか、 何かを付け加えるとかする場合に必ずその方の同意が、キャンセルも含めて必要になります。だれが掛金を払ってるとかを、誰が被保険者であることとは関係なく持ち主のサインも必要になります。
なのでいつもいつも日本の両親や兄弟などにサインを頼まなかければならず、そのやり取りはちょっと面倒なことになるかもしれません。

また保険金はその方に行ってしまうので、自分の思っていた通りに使ってもらえるかどうかはわかりませんし、保険会社は受取人に支払えばそれ以降は関知しません。

ニュージランドの親しい友人に頼む

もちろんNZの親しい友人にオーナーになってもらうことも出来ます。変更などの手続きといった意味では多少は融通が利くかもしれませんが、保険金の行先を考えた時にはあまりお勧めできる方法ではないと思います。

ウィル(遺言書)を考える

ではいったいどうすれば良いのでしょうか。


ウィルでコントロール

こういった時は 自分自身を保険の受け取りにしておき、その後の行先をウイルでコントロールするのが一つの方法です。そして遺言書(ウイル)を作るには一般的には弁護士などに頼む事で、また費用が掛かる場合があります。一方で、その時の状況に応じてウイルを自分の意志で変更して行くことができます。

受取人がいない保険金は政府にお金が行ってしまうという都市伝説みたいば話もありますが、そんなことは無く、ウイルが無い状態でも一般的に保険金は法定相続人の手に渡ります。

日本とは違います

日本のように戸籍をチェックして法定相続人を確定させるといった形よりももう少し複雑な手続きが必要です。またウイルを執行するときも費用は掛かりますが、ウイルが無い場合はかなりの金額が必要ですし、結構面倒な作業です。万が一の時の余計な費用の負担や時間を浪費するよりも、予めウイルを作っておくこと後々のためには良いようです。

私達はニュージーランドに住んでいる事もますし、保険を上手にコントロールする為にも自分自身をポリシーオーナーになるのが良い選択かもしれません。

夫婦間でも考えて見ては?

もちろんご夫婦の間でも万が一に備えてウイルを作っておく事は重要です。これが無いとそれこそ電気や電話、銀行口座といった生活に密着している部分まで手が付けられない場合があります。

どこで作るのか

具体的にウイルをどういう内容にするか、法定相続の詳しい内容は専門家である弁護士さんとご相談いただくのが一番いいと思います。NZには日本人弁護士もおり中には基本的なウイルであれば無料で作ってくれる、有料でも割と安く作ってくれるところもあるのでご相談いただくのが一番良いと思います。