海外療養費支給制度/NZの治療費を日本で払戻し

桜の花
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日本の公的な健康保険には海外療養費支給制度(呼び方はこれ以外にもいくつかあります。)というのがありニュージーランドも含め、海外での病気や怪我の治療費を日本の健康保険から支給してもらうことができる制度があります。

海外療養費支給制度

全国健康保険協会のホームぺ―ジによると

海外療養費制度は、海外旅行中や海外赴任中に急な病気やけがなどによりやむを得ず現地の医療機関で診療等を受けた場合、申請により一部医療費の払い戻しを受けられる制度です。

全国健康保険協会

*ここでいう健康保険はいわゆる国保、社保と呼ばれる公的な健康保険のことです。保険会社で販売されている医療保険などのことではありません。

これは健康保険に加入しているとニュージーランドでの治療費を払い戻してくれる制度です。何度かお問い合わせをいただいたので、いくつかの自治体に電話で問い合わせたり、ホームページを調べてみました。非常にありがたい仕組みではありますが、やはり条件などあって十分気をつけなくてはいけない点がいくつか。

全額が出るわけではない

日本国内の医療機関等で同じ傷病を治療した場合にかかる治療費を基準に計算した額(実際に海外で支払った額の方が低いときはその額)から、自己負担相当額(患者負担分)を差し引いた額を支給します。
全国健康保険協会

実際にかかった金額がすべて支給されるわけではなく、健康保険の対象である日本で同じ治療を受けた時の金額か、実際にかかった治療額のどちらか低いほうを基にして、さらにそこから自己負担分(国保の場合3割負担)を差し引いて支給されます。

  • 海外療養費の支給対象となるのは、日本国内で保険診療として認められている医療行為に限られます。そのため、美容整形やインプラントなど、日本国内で保険適用となっていない医療行為や薬が使用された場合は、給付の対象になりません。
  • 療養(治療)を目的で海外へ渡航し診療を受けた場合は、支給対象となりません。日本で実施できない診療(治療)を行った場合でも、保険給付の対象とはなりません。

全国健康保険協会

日本の治療費は健康保険で金額が決まっています。(逆に決まっていないものは健康保険の対象外。)一方、ニュージーランドの私立病院は自由診療なので日本の治療費より高い場合が多いようです。海外で掛かった治療費がすべて出る訳ではありません。

後からの加入では支給されない

海外で病気、怪我になったその時点で日本の健康保険に入っている必要があります。この支給をうけるためには、病気の時点で日本の健康保険に入っている必要があるので、保険料を支払い続けているのが前提となります。病気後に加入しても加入日前の部分は対象にはなりません。

まず立替て、請求の為のは書類は自分で用意

一度は自分で支払った後に必要書類を提出、審査後に支給されます。まずご自身で治療費を支払い、それを後から支給を申請する制度なので、直接、健康保険から病院に支払われるわけではありません。その後、必要書類を自分で用意、和訳して提出をしなければいけません。また翻訳は翻訳者の印が必要です。加えて審査があるので必ず下りるわけではないようです。

過信は禁物です。

非常にありがたい制度ではありすが、 こういった点から、健康保険から治療費が支給されるとことだけを頼りにすると、いざというとき高額な支払いが残ることは想像がつきます。保険に入る必要がないという事ではなく、併用していくことが重要なのでご注意ください。

また国民健康保険は市町村によって対応が違う場合があります。必ずご自身で詳細をご確認ください。